夏休みイベント【光る回路カードづくり】の報告です🎵
自由参加の無料イベントだったので、1年生~5年生まで幅広く参加してくれました😊
光る回路カードは、発光ダイオード(LED)とボタン電池を銅箔テープでつないで紙の上で回路を作るというシンプルな工作です🎵
「基本はシンプル」なのです。
しかしながら、ボタン電池1個で光らせることのできる発光ダイオードの数は決まっています。そして、回路が長くなればなるほど、回路が複雑になればなるほど、発光ダイオードに届く電流は弱まります。更に、豆電球と違って発光ダイオードから伸びる2本の線には+と-の違いがあります。更に更に、スイッチのON/OFFができるようにする場合は、いくつもの方法があります(笑)つまり、シンプルではありますが、こだわりたい人には、いくらでもこだわりポイントがある工作というわけです😊
中学年以上の子供たちには、電流の流れる向きや直列・並列のつなぎ方などの知識を生活や工作に落とし込んで応用する面白さが伝わればいいなーと思って企画しました。
以下、作品の一部です。
この「紙回路」については、
『わくわく科学実験図鑑 なぜ?どうして?がよくわかる(おうちでSTEAM教育)』
クリスタル・チャタトン(著)、岩田佳代子(訳) ディスカヴァー・トゥエンティワン
で見つけました!
サラッと導入や方法だけ書いてある感じの実験も多く、実際にやってみてから結果がどうなるか確かめてみる楽しみや、考える余地が多くあるのも良いです。
ちなみに、紙回路について分からないことがありメールで質問させてもらったのですが、実際に実験をして私が質問した状況を再現した上で電流計測などもしてくださってご回答をいただいて、あまりの神対応に感激でした!
家庭でできる実験もたくさんあって面白いですよ♪フリースペースにも置いてあります😃
光る回路カードは、日本語でweb検索してもあまり出てこないのですが、「Paper Circuits」と調べると、山ほどヒットします!
材料も全てAmazonで調達したのですが、比較的安価なので気になる方はいつでもお尋ねくださいね!(銅箔テープは、両面導電性のあるものを選んでくださいね。)
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☆ここからは、参考にした本のタイトルにもある「STEAM教育」について。
もともとアメリカでは、ここ20~30年「STEM(ステム)教育」というものが推進されてきました。
これは、教育分野においては S(cience)、T(echnology)、E(ngineering)、M(athmatics)で表される、科学・技術・工学(ものづくり)・数学の教育分野を個々にではなく統合的に学ぼう、それによって多角的なものの見方を習得しよう、生活の中でもそれらの面白さを感じられる学びにしよう、・・・というものだと個人的には理解しています。
日本でも、プログラミング教育が盛んになる中で聞かれるようになってきました。
最近は、そこにA(rt)、つまり芸術を加えた「STEAM(スティーム)教育」という考えに発展しています😊
なぜ急に、理系分野にちょっと毛色の違う「芸術」が必要なのか?というと、STEMの知識があっても、そこから自分で何かを発想してアイディアを生み出して、作品を創造するという芸術の力がないと、その知識はなかなか生かせないよってことです。
子供が持っている自由に想像して創造する力は、大人になってからいざ身につけよう!と思っても座学じゃなかなか会得できないものですよね😃だから、そういった力も大事に育てましょうという訳です。
自由なアイディアの引き出しを増やして何かを生み出すためには、土台となる知識や経験(見たり聞いたりふれたりするもの)が必要だし、知識や経験をアウトプットするための方法として、想像して創造する力が必要だってことですね。
長くなりましたが(笑)
フリースペースでは、学校で習った知識を生かすと、生活でこんなに面白いものが作れるんだよ~、こんな風にやりたいことに応用できるんだよ~という、生活に生かす発見や、勉強が生活に役立つ経験をゆる~く様々に提供できたらよいなぁと思っています!
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